【お金の話】コフリン神父の告発ーアメリカ史のひとこまから
今回はお金にまつわる質疑応答を紹介します。英語原文は、Q$A形式をとった書物(“Money! Questions and Answers” 1936年刊)の一部です。
100年近く前 ...
【お金の話01】グレーバーの負債起源論・マルクスの剰余価値説・ハラリの貨幣観
お金は不思議だ。それが何かを人間は知らない。知らないけれど毎日使っている。お金に使われてもいる。今回は、そのお金が人間の自己(アイデンティティ)の本質と密接に関わっているというお話である。そうで ...
【金融の歴史04】金貸しとテンプル騎士団
表向きはエルサレム巡礼者の保護を目的に組織された義勇軍であるテンプル騎士団(Knights Templar、正式名「キリストとソロモン神殿の貧しき戦友たち」)。
しかし兵士のうち実戦 ...
【金融の歴史03】高利貸しのタブーが解かれた理由(最終回)
前回、前々回に続き、高利貸しに対する考え方の変化を追っていこう。
金貸しはいかにして罪であることをやめ、社会的信用のある仕事になったのか?需給の法則を理解していたスコラ神学者は市場価格こそ ...
【金融の歴史02】高利貸しのタブーが解かれた理由(続)・カネにまつわる名言集
前回に続き、高利貸しに対する考え方の変化を追っていこう。
金貸しはいかにして罪であることをやめ、社会的信用のある仕事になったのか?テンプル騎士団と金融の普及Even while cl ...
【金融の歴史01】高利貸しのタブーが解かれたのはなぜか?金貸しへの抵抗感の消失
今回から数回にわたって金融の歴史について考えてみたいと思う。
金融史のターニングポイントは利子タブーの解放利子は長く禁止されていた。その禁止が説かれた瞬間、パンドラの箱が開いた。
【政治・社会】ナショナリズムvsグローバリズム論の虚妄?
引用する記事は、昨年イギリスがEU離脱を決め、トランプ大統領が誕生して以来、通奏低音のように響いている「グローバリズムかナショナリズムか」について通常とは異なる切り口から論じている。
【日本人の先端性】マネーゴッドとパーソナルの時代に日本人が果たす役割
あけましておめでとうございます。本年も当サイトをよろしくお願いいたします。
せっかくの年頭ですので、今日は「ですます調」で現代潮流について思うところを述べてみたいと思います。 ...
【語源学の旅】”money” の来歴03:地母神の遠い記憶とお金の起源
前回、前々回の記事で、マネーがローマの女神ユーノーに由来することばであること、ユーノーはローマ発祥ではなく、さらに古い時代の神々の性格を統合的に受け継いでいるらしいことがわかった。シリーズ最終回 ...
【語源学の旅】”money” の来歴02:お金の神様はローマの女神ユーノー(Juno)
前回、英語の “money” の語源がラテン語の “moneta” であることを突き止めた。今回は、なぜ女神ユーノーに “moneta ...
【語源学の旅】”money” の来歴01:グーグル検索だけでも可能!語源・語根PIEの探索
英語の語彙(lexicon)の大半は(1)先祖であるゲルマン諸語を基礎とし、(2)征服者ノルマン人が使っていたフランス語やフランス語の大元であるラテン語、さらには(3)ラテン語が借用したギリシャ ...