宗教 【歴史/語源学】フィロソフィー(ロゴス愛)とフィロロジー(ソフィア愛) フィロソフィーに比べ旗色の悪いフィロロジー。ニーチェの本職。日本語にすれば文献学。文献は古文書。歴史の古層に分け入って言語の始原を探っていく「ことばの考古学」。でも単なる考古学じゃないぞ!と今回紹介する記事の筆者はおっしゃってます。phil... 2025.03.26 宗教文明文化の話歴史神秘思想・秘儀宗教語源学
英語の話 【英魂羅才】worthとvalueの違い:実体と抽象、使用価値と交換価値 当サイトで長期に人気を集めている記事は、英語が「思ったよりラテンな」ゲルマン語族に属する言語なことを解説した以下のエントリーです。せっかくなので応用編として英語版の和魂洋才シリーズを始めてみようと思います。名づけて「英魂羅才」(こころはゲル... 2019.08.12 英語の話英魂羅才語源学
名言集 【令和の令】令はbeautifulじゃなくauspicious?鳥占いとエトルリアの影 元号をいまも続ける国は多くありません。日本の場合、元号は「時代」を作ります。「昭和だねぇ」と言えば、それがわかる人たちの間に連帯感やノスタルジーが生まれます。そのうち「ああ、平成だよね」という感覚が生まれるでしょう。いまは若い平成生まれの人... 2019.05.07 名言集宗教政治・社会歴史英語の話語源学
♪音楽 【Queenライ三部作01】”My Fairy King”:なぜフレディはマーキュリーと名乗ったのか? フレディ・マーキュリーの本名はファルーク・バルサラ。彼はなぜフレディ・マーキュリーという芸名を選んだのでしょうか?その謎を解く鍵はMy Fairy Kingに出てくる神様マーキュリー。マーキュリーとはどんな神様で、フレディにとってどんな意味があったのでしょうか? 2019.03.04 ♪音楽宗教歴史神秘思想・秘儀宗教語源学
歴史 【語源学】インド生まれイギリス経由の日本カレー カレーライスといえば日本人の大好物トップ3の常連です。カレーと聞いて多くの人はインドを連想しますが、カレーライスの起源はイギリスの軍隊にあった、というのが今日のお題です。 2019.01.18 歴史英語の話語源学
AI・自動化 【西洋倫理学2】量子力学的世界観の到来とヴィルトゥス:潜在力あるいは欲望としての世界 本稿は以下の記事のフォローアップである。【西洋倫理学1】ヴィルトゥスの変遷に見る「力」と「徳」の伝統"virtual" は "virtue" から派生したことばだ。これを頼りに "virtus" についての考察を深めたい。量子力学の登場によ... 2018.09.11 AI・自動化歴史英語の話語源学
宗教 【西洋倫理学1】ヴィルトゥスの変遷に見る「力」と「徳」の伝統 よくヨーロッパ文明はギリシャ・ローマ文明を母胎とするといわれる。そのことが具体的にわかる例としてラテン語のヴィルトゥス(羅virtus⇒英virtue)の変遷を取り上げたい。ヴィルトゥスは西洋倫理学の基本概念であるだけでなくキリスト教神学の... 2018.09.08 宗教政治・社会歴史英語の話語源学
♪音楽 【ポップスで英語を学ぶ】George Michael “Hand to Mouth”:イディオム・句動詞から聖書にまつわる話まで 亡くなってしまったジョージ・マイケルのデビューアルバム『Faith』(1987)に収録されている一曲 "Hand to Mouth" でイディオムや句動詞の勉強をしよう。ジョージ・マイケルと曲の背景ジョージ・マイケルは1963年ロンドン生ま... 2018.07.25 ♪音楽宗教英語の話語源学
歴史 【語源学】シュガーはサンスクリット発アラブ経由のラテン系語彙 ものの名前は発祥地にちなむものが多い。シュガー(sugar)はその代表と思われる。今回はシュガーの語源を辿ると、砂糖の伝播ルートがわかるというお話である。シュガーの語源で辿れる砂糖の伝播ルートlate 13c., sugre, from O... 2018.07.11 歴史英語の話英語史語源学
宗教 【サタンの語源学02】ザラスシュトラの善悪二元宗教とユダヤ教に与えた影響 ※本記事は【サタンの語源学01】ローリング・ストーンズ「悪魔を憐れむ歌」と太宰治「誰」の続きです。イケメンのいい人だけでドラマは作れない。ヒールか悪女がいて面白くなる。同様に、もしキリスト教やイスラム教に悪魔がいなかったら世界人口の6割近く... 2018.06.20 宗教文明文化の話歴史語源学
♪音楽 【サタンの語源学01】ローリング・ストーンズ「悪魔を憐れむ歌」と太宰治「誰」 演劇でも小説でもテレビドラマでもヒーローはヒールがいてこそ輝く。キリスト教も同じだ。悪魔(satan)がいて神やイエスが引き立つ。もし天使(angel)が付いていなかったら、むさくるしい坊主だらけの教会に誰が近寄っただろうか?ひとくちに悪魔... 2018.06.11 ♪音楽宗教文明文化の話歴史語源学
宗教 【文化の重層性02】世界観モデルとしてのミュトスとロゴス (アイキャッチ画像出典:University of Texas, Austin、プラトンの開設した学園アカデメイアは英語のacademyの語源)以前の記事でロゴス(ギリシャ語、logos)について書いた。関連記事:深淵について03 ― カー... 2018.04.30 宗教歴史語源学
英語の話 【語源学】リンガ・フランカとは何か?その由来と歴史 (アイキャッチ画像出典:)いまや17億人以上の話者人口を誇る英語。インターネットの世界でもトップの地位を占める。そのため、よく英語は現代の国際語とか共通語とかいわれる。しかし歴史的タームとしてはリンガ・フランカ(lingua franca)... 2018.03.13 英語の話語源学
宗教 【時事ネタ】セクハラ・パワハラ問題と父権社会のリバランス運動 2018.5.29 記事後半を全面改稿今回は「深淵について」シリーズからのスピンオフ投稿になる。このシリーズ記事を書いたきっかけはゴールデングローブ賞の授賞式の写真だった。例年なら露出度を競うアメリカ女優たちが揃いも揃って黒ずくめの衣装で彼... 2018.03.01 宗教政治・社会文明文化の話時事ネタ歴史語源学
宗教 【語源学】深淵について03 ― カーリーとロゴスと現代社会 (アイキャッチ画像出典:)女神の中の女神カーリー女性性の根源を探っていくと、そこに立ち現れてくるのはインドの黒き女神カーリーだ。Kaliの語源は「黒い、青黒い」もしくは「時間」。いずれも始原の深淵(原初の海)に連想が及ぶ名前だ。kaliA ... 2018.02.28 宗教文明文化の話歴史語源学