【一神教への道】ユダヤ教の変質:エジプトのアテン宗教改革とヘブライ人のコンプレックス
ユダヤ教の一神教化が蒔いた種はキリスト教とイスラム教の二大宗教へ受け継がれ、人類史を劇的に変化させた。その功罪はいまも人類のリアルな課題である。今回から、唯一神信仰(monotheism)はなぜ ...
【倫理】フレディ・マーキュリーが受け継いだパールシーの精神遺産
ブログ主が人生で初めて買ったレコードは『ボヘミアン・ラプソディ』。シングル盤です。
ラジオで “ママ~、ジャスタ、キルダマ~ン” と耳にした瞬間、電撃が走りま ...
【西洋倫理学2】量子力学的世界観の到来とヴィルトゥス:潜在力あるいは欲望としての世界
本稿は以下の記事のフォローアップである。
【西洋倫理学1】ヴィルトゥスの変遷に見る「力」と「徳」の伝統
“virtual” は “vi ...
【音楽】 Queen “Bohemian Rhapsody” とボヘミアンの “他人事感”
今回はクイーンの超有名曲「ボヘミアン・ラプソディ」(Bohemian Rhapsody、英語圏での略称は “Bo Rhap”)は、西洋詩の伝統と西洋音楽の伝統を6分間にぎ ...
【サタンの語源学02】ザラスシュトラの善悪二元宗教とユダヤ教に与えた影響
※本記事は【サタンの語源学01】ローリング・ストーンズ「悪魔を憐れむ歌」と太宰治「誰」の続きです。
イケメンのいい人だけでドラマは作れない。ヒールか悪女がいて面白くなる。同様に、もし ...
【サタンの語源学01】ローリング・ストーンズ「悪魔を憐れむ歌」と太宰治「誰」
演劇でも小説でもテレビドラマでもヒーローはヒールがいてこそ輝く。キリスト教も同じだ。悪魔(satan)がいて神やイエスが引き立つ。もし天使(angel)が付いていなかったら、むさくるしい坊主だら ...
【文化の重層性08】 ハイネの警鐘:思想革命の恐ろしい帰結
今回は文化の第三層(在来宗教、基層信仰の世界)に関わる話をしよう。
19世紀、自由進歩思想華やかなりし頃、誰よりも早く祖国ドイツの危険な兆候を察知していたのが、ユダヤ系詩人ハインリヒ ...
【金融の歴史01】高利貸しのタブーが解かれたのはなぜか?金貸しへの抵抗感の消失
今回から数回にわたって金融の歴史について考えてみたいと思う。
金融史のターニングポイントは利子タブーの解放利子は長く禁止されていた。その禁止が説かれた瞬間、パンドラの箱が開いた。
【語源学の旅】”money” の来歴01:グーグル検索だけでも可能!語源・語根PIEの探索
英語の語彙(lexicon)の大半は(1)先祖であるゲルマン諸語を基礎とし、(2)征服者ノルマン人が使っていたフランス語やフランス語の大元であるラテン語、さらには(3)ラテン語が借用したギリシャ ...