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宗教

【歴史/語源学】フィロソフィー(ロゴス愛)とフィロロジー(ソフィア愛)

フィロソフィーに比べ旗色の悪いフィロロジー。ニーチェの本職。日本語にすれば文献学。文献は古文書。歴史の古層に分け入って言語の始原を探っていく「ことばの考古学」。でも単なる考古学じゃないぞ!と今回紹介する記事の筆者はおっしゃってます。phil...
AI・自動化

【少子高齢化考】”300年後の日本人口は300人”? 衝撃の未来を覆せるのは「たおやめぶり」の新生日本

これは珍しく社会問題を考える記事。だが本意は日本の未来を考えることにある。ネタは少子高齢化。誰が見ても大問題なのだが、注意したいのは、それは本質的に政治問題ではないこと。自然の趨勢がそうなっているのであり、政治的に解決しようがない。ここをは...
宗教

【文化の重層性08】 ハイネの警鐘:思想革命の恐ろしい帰結

今回は文化の第三層(在来宗教、基層信仰の世界)に関わる話をしよう。19世紀、自由進歩思想華やかなりし頃、誰よりも早く祖国ドイツの危険な兆候を察知していたのが、ユダヤ系詩人ハインリヒ・ハイネ(Heinrich Heine)だった。亡命者の警告...
宗教

【文化の重層性05】ヨーロッパの危機意識と止まらないロゴス

この西洋文化の重層性に関するシリーズ記事を書いている動機は、文化破壊への抵抗である。この文化を破壊する野蛮な力は、実は、ヨーロッパがキリスト教を取り込んだときから時限爆弾として仕込まれたものだ。それが前回まで扱ってきたロゴス信仰である。ロゴ...
宗教

【文化の重層性04】知恵の女神ソフィアと父権社会の確立

(キャッチ:ゲーム「Assassin's Creed Origins」のアレクサンドリア灯台イメージ画像)ミュトス、ロゴスと来て忘れてならないのがソフィア(sophia)だ。英語にすればwisdom。ギリシャ哲学というときの哲学=フィロソフ...
宗教

【文化の重層性03】ヨハネ書とロゴス導入による思想革命

(アイキャッチ画像出典:)ミュトスの世界観から生まれ、人間に合理性・論理という認識ツールを与えたロゴスは、キリスト教と出会うことでさらに威力を強めていく。この辺の事情について掘り下げてみよう。ロゴスの原義ロゴスのいちばん基本の意味は "I ...
宗教

【文化の重層性02】世界観モデルとしてのミュトスとロゴス

(アイキャッチ画像出典:University of Texas, Austin、プラトンの開設した学園アカデメイアは英語のacademyの語源)以前の記事でロゴス(ギリシャ語、logos)について書いた。関連記事:深淵について03 ― カー...
宗教

【時事ネタ】セクハラ・パワハラ問題と父権社会のリバランス運動

2018.5.29 記事後半を全面改稿今回は「深淵について」シリーズからのスピンオフ投稿になる。このシリーズ記事を書いたきっかけはゴールデングローブ賞の授賞式の写真だった。例年なら露出度を競うアメリカ女優たちが揃いも揃って黒ずくめの衣装で彼...
宗教

【語源学】深淵について03 ― カーリーとロゴスと現代社会

(アイキャッチ画像出典:)女神の中の女神カーリー女性性の根源を探っていくと、そこに立ち現れてくるのはインドの黒き女神カーリーだ。Kaliの語源は「黒い、青黒い」もしくは「時間」。いずれも始原の深淵(原初の海)に連想が及ぶ名前だ。kaliA ...
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