政治・社会, 文明文化の話

前回、ユリウス・エヴォラにかこつけて社会正義の疑似宗教性について論じた。

今回は、そもそも社会正義(social justice)という思想はどこから来たのかについて考えてみたい。

宗教, 文明文化の話, 歴史, 英語の話

ヴァチカンは教皇庁(Roman Curia、Holy Seeとも)を中心とする独立国だ。教皇は全世界のカトリック教会の総司祭であるとともにヴァチカン市国元首でもある。この現代では特殊な祭政一致の ...

宗教, 歴史, 英語の話, 英語史

これから数回に分けて、英語の形成史、哲学の語源、悪魔の語源などを手がかりにして西洋文化の重層性について考えてみたい。

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お金の話, 宗教, 文明文化の話, 歴史, 貨幣論・歴史

今回から数回にわたって金融の歴史について考えてみたいと思う。

金融史のターニングポイントは利子タブーの解放

利子は長く禁止されていた。その禁止が説かれた瞬間、パンドラの箱が開いた。

宗教, 文明文化の話, 日本, 歴史

芥川龍之介に「神神の微笑」という小品がある。キリスト教に材をとった、いわゆる切支丹物(きりしたんもの)と呼ばれる作品群のひとつだ。

今回はこの作品の世界を、世界史の大きな流れの文脈で ...

宗教, 文明文化の話

前回に引き続き、日本人の宗教観について考えよう。議論はキリスト教を含むアブラハム宗教の登場で緊張を帯びる。おそらく日本人が日本人であり続ける限り、永久にアブラハム宗教を受け入れないと思う。それは ...