【一神教への道】ユダヤ教の変質:エジプトのアテン宗教改革とヘブライ人のコンプレックス
ユダヤ教の一神教化が蒔いた種はキリスト教とイスラム教の二大宗教へ受け継がれ、人類史を劇的に変化させた。その功罪はいまも人類のリアルな課題である。今回から、唯一神信仰(monotheism)はなぜ ...
【倫理】フレディ・マーキュリーが受け継いだパールシーの精神遺産
ブログ主が人生で初めて買ったレコードは『ボヘミアン・ラプソディ』。シングル盤です。
ラジオで “ママ~、ジャスタ、キルダマ~ン” と耳にした瞬間、電撃が走りま ...
【音楽】 Queen “Bohemian Rhapsody” とボヘミアンの “他人事感”
今回はクイーンの超有名曲「ボヘミアン・ラプソディ」(Bohemian Rhapsody、英語圏での略称は “Bo Rhap”)は、西洋詩の伝統と西洋音楽の伝統を6分間にぎ ...
【サタンの語源学02】ザラスシュトラの善悪二元宗教とユダヤ教に与えた影響
※本記事は【サタンの語源学01】ローリング・ストーンズ「悪魔を憐れむ歌」と太宰治「誰」の続きです。
イケメンのいい人だけでドラマは作れない。ヒールか悪女がいて面白くなる。同様に、もし ...
【サタンの語源学01】ローリング・ストーンズ「悪魔を憐れむ歌」と太宰治「誰」
演劇でも小説でもテレビドラマでもヒーローはヒールがいてこそ輝く。キリスト教も同じだ。悪魔(satan)がいて神やイエスが引き立つ。もし天使(angel)が付いていなかったら、むさくるしい坊主だら ...
【文化の重層性11】サクラメント・ゲルマンvsユダヤ・共苦思想
今回はカトリック教会のサクラメントについて説明する。サクラメントはたくさんの種類があって全部見ていくとキリがないので洗礼とユーカリストにフォーカスを絞る。
その後、ユーカリストを手が ...
【文化の重層性07】揺れ動くヴァチカンとフランシスコ法王インタビュー
ヴァチカンは教皇庁(Roman Curia、Holy Seeとも)を中心とする独立国だ。教皇は全世界のカトリック教会の総司祭であるとともにヴァチカン市国元首でもある。この現代では特殊な祭政一致の ...
【文化の重層性06】ヴァチカンのリベラル路線と三位一体論
前回、ヨーロッパ保守知識人の危機意識を紹介したが、長い間、ヨーロッパの精神的支柱であったローマカトリック教会も心中穏やかならざる点は同じ。身から出た錆とはいえ、近年のスキャンダル噴出は目を覆うば ...
【金融の歴史04】金貸しとテンプル騎士団
表向きはエルサレム巡礼者の保護を目的に組織された義勇軍であるテンプル騎士団(Knights Templar、正式名「キリストとソロモン神殿の貧しき戦友たち」)。
しかし兵士のうち実戦 ...
【語源学の旅】ミトラ教02:キリスト教のクリスマスは冬至の祭?
引き続きミトラ教について、今度は違うイラン人の書いた英文(部分)をネタに話を進めよう。ミトラを介してキリスト教へ流れ込んだものとは何かが大事なのである。
アブラハム宗教は多くをイランの古代 ...
【語源学の旅】”money” の来歴01:グーグル検索だけでも可能!語源・語根PIEの探索
英語の語彙(lexicon)の大半は(1)先祖であるゲルマン諸語を基礎とし、(2)征服者ノルマン人が使っていたフランス語やフランス語の大元であるラテン語、さらには(3)ラテン語が借用したギリシャ ...