【歴史/語源学】フィロソフィー(ロゴス愛)とフィロロジー(ソフィア愛)
フィロソフィーに比べ旗色の悪いフィロロジー。ニーチェの本職。日本語にすれば文献学。文献は古文書。歴史の古層に分け入って言語の始原を探っていく「ことばの考古学」。でも単なる考古学じゃないぞ!と今回 ...
【宗教】サタンはなぜ神に逆らったのか?
※記事は英文ソースと日本語訳のラフな対照形式になっています。
According to the Old Testament, Satan (or Lucifer, a ...
【令和の令】令はbeautifulじゃなくauspicious?鳥占いとエトルリアの影
元号をいまも続ける国は多くありません。日本の場合、元号は「時代」を作ります。「昭和だねぇ」と言えば、それがわかる人たちの間に連帯感やノスタルジーが生まれます。そのうち「ああ、平成だよね」という感 ...
【令和元日】天皇という君主政のマジックと時限爆弾を抱えたままの日本
令和元年、あけましてあめでとうございます。平成さん、お疲れさまでした。
平成最後の日、テレビは金太郎飴のように象徴天皇、象徴天皇を繰り返し、秘蔵映像とやらで古式とは無縁の、グローバル ...
【いまさらマルクス】英語記事で読む「史的唯物論って何だ?」
昨年は地味にマルクス生誕200年でした。現代ではマルクス経済学(マル経)は終わった学問扱いになっているようですが、マルクスの思想そのものは名前を変えて薄く広く現代にも影響を与えています。最近流行 ...
【アメリカのジレンマ01】奴隷制の暗い影:アメリカの一流大学を覆う歴史抹消衝動
アメリカ社会は奴隷制の影をずっと引きずっています。奴隷制は経済史的に見れば、安い労働力で綿花を生産し稼ぐ経済制度の一環でした。しかし万人の自由平等を謳った独立宣言との矛盾は明らかです。
【一神教への道】ユダヤ教の変質:エジプトのアテン宗教改革とヘブライ人のコンプレックス
ユダヤ教の一神教化が蒔いた種はキリスト教とイスラム教の二大宗教へ受け継がれ、人類史を劇的に変化させた。その功罪はいまも人類のリアルな課題である。今回から、唯一神信仰(monotheism)はなぜ ...
【Queenライ三部作02】Seven Seas of Rhye:善悪を超えたものを善悪で裁くということ
Seven Seas of Rhyeの “Rhye” とは何なのでしょうか?それを調べるところからフレディを悩ませた二元論の罠について考えます。善悪を超えたものを、善悪の ...
【Queenライ三部作01】”My Fairy King”:なぜフレディはマーキュリーと名乗ったのか?
フレディ・マーキュリーの本名はファルーク・バルサラ。彼はなぜフレディ・マーキュリーという芸名を選んだのでしょうか?その謎を解く鍵はMy Fairy Kingに出てくる神様マーキュリー。マーキュリ ...
【世界と宗教】戦後日本の無宗教化と昭和天皇詔書の本意
英語は無宗教に関することばが豊富です。それだけ宗教にまつわる経験が豊富なのですが、だからといってあまり宗教離れするのは考えものです。なぜなら、無宗教化が共同体や家庭の崩壊につながれば世の中は殺伐 ...
【倫理】フレディ・マーキュリーが受け継いだパールシーの精神遺産
ブログ主が人生で初めて買ったレコードは『ボヘミアン・ラプソディ』。シングル盤です。
ラジオで “ママ~、ジャスタ、キルダマ~ン” と耳にした瞬間、電撃が走りま ...
【日本建国論】カタストロフ体験がつくったまほろば ー 英語通史年表付き
今回は前半にブログ主オリジナルの日本建国論を載せる。後半は英語ソースで見る日本通史だ。通史の最初の部分、古代史の情報はスカスカだ。そのスカスカ部分を補うのが建国論である。文体は趣きを変えて「です ...
【ロシアとウクライナ】独立自治をめぐる仁義なき “宗教” 代理戦争
ウクライナ独立の動きは政治マターから宗教マターへ展開し始めた。正教会という精神的紐帯の破壊を狙ったCIAによるプーチンへの揺さぶりだろう。今回は日本人にはなじみの薄いキリスト教正教会(ギリシャ正 ...
【アメリカ考】ローマ教皇より宗教保守な個人主義プロテスタント国家
日本で意外に知られていないのがアメリカという国の宗教的特殊性だ。日本がかつて戦ったのはとんでもなく “信心深い” ヤング国家だったのである。
世界の宗教事情:世俗性 ...
【ユヴァル・ハラリ氏講義】日英対訳で読むしあわせの歴史(後編)
ハラリ氏による幸福論の後編である。前編には以下からアクセスできる。
それでは後編を始めよう。仏教の話が始まる(動画の16:10辺りから)。
仏教のしあわせに関する考え方T ...