英語の話 【英語の歴史02】海賊が媒介したラテン語との長いつきあい 英語は「ローマの教養を身につけた海賊たち」の言語だといえます。根っこのゲルマン魂はさておき、英語はラテン語の洗礼を受けることで文化的に洗練されていったのです。その功績はキリスト教の聖職者とフランスから進出した支配層にあります。 2019.09.09 英語の話英語史
日本 【日本考】日本語の宿命が英語ベタの原因、開き直って堂々とJapan Englishをつくるしかない? 日本語は孤立語と呼ばれ、親戚言語をほとんど持ちません。音韻学的にも、モーラ(mora)という発音システムを採用している例外的な存在です。そんな日本人が、モーラでなくシラブル(syllable、音節)で発音する世界のメジャー言語をうまく喋られ... 2019.02.02 日本英語の話
英語の話 【英語史】英語のリンガ・フランカへのあゆみをざっと知っておこう ブリテン島で英語が生まれたのは約1,600年前。英語は海を渡ってブリテン島へやってきた数々の民族の興亡と侵略により形成された。同じ島国でも、日本語のように、同一民族が他民族に侵略されず独自に形成してきた言語とは大きく素性が異なる。今回は駆け... 2018.11.19 英語の話英語史
♪音楽 【英語の肝】英語ネイティブのこころを表わす句動詞:征服者への反抗が生んだイングランド庶民の表現 当サイトでは、英語学習の教材として主にポップミュージックの歌詞を用いている。それには理由がある。ポップミュージックはゲルマン系の語彙を大活躍させて、こころを歌うことが多いからだ。こころの部分がわかるようになると、確実に英語を学ぶのが楽しくな... 2018.07.19 ♪音楽英語の話英語史
英語の話 【英語を学ぶ】ラテン系語彙:カルペ・ディエム(carpe diem)と黒澤明『生きる』 関連記事:【英語学】英語は思ったよりラテンなゲルマン系言語【文化の重層性01】英語は三階建て:1F ゲルマン、2F フランス、3F ローマ上の記事にも書いたように、英語は三階建てで、語彙の6割はフランス語などのロマンス語経由のラテン語起源だ... 2018.07.04 英語の話
歴史 【英語学】 固有名詞学と英語人名の変遷 (アイキャッチ画像出典:)当サイトも英語サイトの端くれなので、英語そのものについても書いてみようと思う。みなさんの後学のためになり、面白そうなものということで、歴史学、言語学、語源学、固有名詞学(人名学、地名学、水名学など)などを切り口にし... 2018.02.09 歴史英語の話英語史語源学
お金の話 【語源学の旅】”money” の来歴02:お金の神様はローマの女神ユーノー(Juno) 前回、英語の "money" の語源がラテン語の "moneta" であることを突き止めた。今回は、なぜ女神ユーノーに "moneta" というあだ名が付けられた理由を探ることから始めよう。お金をめぐる旅のはじまりお金は英語で "money... 2017.10.28 お金の話宗教歴史語源学貨幣論・歴史
歴史 【英語の歴史】英語は思ったよりラテンなゲルマン系言語 英語は大ブリテン島(Great Britain)を舞台として諸民族の侵略と混血によって複雑に形成された言語だ。文法は簡素化したが語彙は多重化(複雑化)した。発音体系はある意味めちゃくちゃだ。英語を学ぶとき、ざっとでもこういう英語の形成過程を... 2017.10.15 歴史英語の話英語史語源学