【英米論1】プリンシプルで牙を隠すアングロサクソンの才能、それを押し通す政治力
19世紀以降はアングロサクソンの時代です。そうなった秘密は何でしょう?
それを探るために、今回から英米論を何度かやってみたいと思います。初回は総論です。英米人、いわゆるアングロサクソ ...
【社会】あと少しで世界人口は減少に転じる可能性:鍵は女性の教育水準
人口は増えるもの―、経済は成長するもの―。誰もがそう考えたとき、時計の振り子はすでに逆に振れ出しているのかもしれません。
今日は、誰も疑わない国連人口推計の妖しさに関する話です。出生 ...
【日本考】日本語の宿命が英語ベタの原因、開き直って堂々とJapan Englishをつくるしかない?
日本語は孤立語と呼ばれ、親戚言語をほとんど持ちません。音韻学的にも、モーラ(mora)という発音システムを採用している例外的な存在です。そんな日本人が、モーラでなくシラブル(syllable、音 ...
【世界と宗教】戦後日本の無宗教化と昭和天皇詔書の本意
英語は無宗教に関することばが豊富です。それだけ宗教にまつわる経験が豊富なのですが、だからといってあまり宗教離れするのは考えものです。なぜなら、無宗教化が共同体や家庭の崩壊につながれば世の中は殺伐 ...
【倫理】フレディ・マーキュリーが受け継いだパールシーの精神遺産
ブログ主が人生で初めて買ったレコードは『ボヘミアン・ラプソディ』。シングル盤です。
ラジオで “ママ~、ジャスタ、キルダマ~ン” と耳にした瞬間、電撃が走りま ...
【英語の話】BELF(Business English as a Lingua Franca)とエスペラント語の見た夢
グローバル化の進展とともに、英語が国籍の違う者同士の共通語(global lingua franca)になっている現実はよく知られています。では、この先、世界の言語環境はどうなっていくのでしょう ...
【語源学】インド生まれイギリス経由の日本カレー
カレーライスといえば日本人の大好物トップ3の常連です。カレーと聞いて多くの人はインドを連想しますが、カレーライスの起源はイギリスの軍隊にあった、というのが今日のお題です。
【グローバル化】百田尚樹ら自称保守の迷走と日本人の歴史意識の稀薄さ
今回から文体を「ですます」調に変え、少し趣向を変えたいと思います。
近年、いわゆる文化人枠にくくられる作家、評論家、コメンテーターの劣化が目立ちます。今日は一例として何かとお騒がせな ...
【英語史】英語のリンガ・フランカへのあゆみをざっと知っておこう
ブリテン島で英語が生まれたのは約1,600年前。英語は海を渡ってブリテン島へやってきた数々の民族の興亡と侵略により形成された。同じ島国でも、日本語のように、同一民族が他民族に侵略されず独自に形成 ...
【日本建国論】カタストロフ体験がつくったまほろば ー 英語通史年表付き
今回は前半にブログ主オリジナルの日本建国論を載せる。後半は英語ソースで見る日本通史だ。通史の最初の部分、古代史の情報はスカスカだ。そのスカスカ部分を補うのが建国論である。文体は趣きを変えて「です ...
【時事ネタ】トランプ政権カルト認定と左派の無力感
アメリカ中間選挙の大勢が判明し、共和党支持の安定を示した。ちょうどいい機会なので左派の政権批判コラムを紹介する。典型的な “良識派” のコラムだからだ。ある意味、なぜトラ ...
【ロシアとウクライナ】独立自治をめぐる仁義なき “宗教” 代理戦争
ウクライナ独立の動きは政治マターから宗教マターへ展開し始めた。正教会という精神的紐帯の破壊を狙ったCIAによるプーチンへの揺さぶりだろう。今回は日本人にはなじみの薄いキリスト教正教会(ギリシャ正 ...
【米中冷戦】ペンス副大統領の歴史的なチャイナ・スピーチ
ペンス大統領がハドソン研究所で行ったスピーチは米中冷戦の宣戦布告ともとれる重要な内容だ。世界情勢と英語を同時勉強できる恰好の教材なので紹介しよう。
ペンスのチャイナスピーチスピーチは ...
【アイルランド】日本の反対端に当たる島国:DNA解析でわかる複雑な形成過程
ブレクジット問題にアイルランドが揺れている。20年前、ノーベル平和賞受賞者まで出した歴史的なベルファスト合意(Good Friday Agreement)。しかしブレクジットが寝た子を起こし、ア ...
【アメリカ考】ローマ教皇より宗教保守な個人主義プロテスタント国家
日本で意外に知られていないのがアメリカという国の宗教的特殊性だ。日本がかつて戦ったのはとんでもなく “信心深い” ヤング国家だったのである。
世界の宗教事情:世俗性 ...