英語の話 【英語の歴史02】海賊が媒介したラテン語との長いつきあい 英語は「ローマの教養を身につけた海賊たち」の言語だといえます。根っこのゲルマン魂はさておき、英語はラテン語の洗礼を受けることで文化的に洗練されていったのです。その功績はキリスト教の聖職者とフランスから進出した支配層にあります。 2019.09.09 英語の話英語史
宗教 【西洋倫理学1】ヴィルトゥスの変遷に見る「力」と「徳」の伝統 よくヨーロッパ文明はギリシャ・ローマ文明を母胎とするといわれる。そのことが具体的にわかる例としてラテン語のヴィルトゥス(羅virtus⇒英virtue)の変遷を取り上げたい。ヴィルトゥスは西洋倫理学の基本概念であるだけでなくキリスト教神学の... 2018.09.08 宗教政治・社会歴史英語の話語源学
宗教 【文化の重層性09】神秘思想・秘儀宗教とキリスト教 引き続きハイネのお世話になりたい(今回は英語少な目)。前回は、第一層のキリスト教から発展したロゴス(理性崇拝)の世界が、神というつっかえ棒を失い、自己運動を始めたこと。そしてその自己運動が、第三層の基層信仰の世界の情念と結びついて、ナチスと... 2018.05.18 宗教文明文化の話歴史
宗教 【文化の重層性07】揺れ動くヴァチカンとフランシスコ法王インタビュー ヴァチカンは教皇庁(Roman Curia、Holy Seeとも)を中心とする独立国だ。教皇は全世界のカトリック教会の総司祭であるとともにヴァチカン市国元首でもある。この現代では特殊な祭政一致の体制が多くの問題を生んできた。Roman Cu... 2018.05.12 宗教文明文化の話歴史英語の話