キリスト教一覧

【文化の重層性09】神秘思想・秘儀宗教とキリスト教

引き続きハイネのお世話になりたい(今回は英語少な目)。 前回は、第一層のキリスト教から発展したロゴス(理性崇拝)の世界が、神というつっかえ棒を失い、自己運動を始めたこと。そしてその自己運動が、第...

記事を読む

【文化の重層性08】 ハイネの警鐘:思想革命の恐ろしい帰結

今回は文化の第三層(在来宗教、基層信仰の世界)に関わる話をしよう。 19世紀、自由進歩思想華やかなりし頃、誰よりも早く祖国ドイツの危険な兆候を察知していたのが、ユダヤ系詩人ハインリヒ・ハイネ(H...

記事を読む

【文化の重層性07】揺れ動くヴァチカンとフランシスコ法王インタビュー

ヴァチカンは教皇庁(Roman Curia、Holy Seeとも)を中心とする独立国だ。教皇は全世界のカトリック教会の総司祭であるとともにヴァチカン市国元首でもある。この現代では特殊な祭政一致の体制が...

記事を読む

【文化の重層性06】ヴァチカンのリベラル路線と三位一体論

前回、ヨーロッパ保守知識人の危機意識を紹介したが、長い間、ヨーロッパの精神的支柱であったローマカトリック教会も心中穏やかならざる点は同じ。身から出た錆とはいえ、近年のスキャンダル噴出は目を覆うばかり。...

記事を読む

【文化の重層性05】ヨーロッパの危機意識と止まらないロゴス

この西洋文化の重層性に関するシリーズ記事を書いている動機は、文化破壊への抵抗である。この文化を破壊する野蛮な力は、実は、ヨーロッパがキリスト教を取り込んだときから時限爆弾として仕込まれたものだ。それが...

記事を読む

【文化の重層性04】知恵の女神ソフィアと父権社会の確立

(キャッチ:ゲーム「Assassin's Creed Origins」のアレクサンドリア灯台イメージ画像) ミュトス、ロゴスと来て忘れてならないのがソフィア(sophia)だ。英語にすればwis...

記事を読む

【文化の重層性01】英語は三階建て:1F ゲルマン、2F フランス、3F ローマ

これから数回に分けて、英語の形成史、哲学の語源、悪魔の語源などを手がかりにして西洋文化の重層性について考えてみたい。 関連記事:英語は思ったよりラテンなゲルマン系言語 文化の三層構造 ...

記事を読む

【金融の歴史04】金貸しとテンプル騎士団

表向きはエルサレム巡礼者の保護を目的に組織された義勇軍であるテンプル騎士団(Knights Templar、正式名「キリストとソロモン神殿の貧しき戦友たち」)。 しかし兵士のうち実戦に赴く者はご...

記事を読む

【語源学の旅】謎多きミトラ神

いよいよ古代イランの宗教世界に分け入りたいが、トコシエ自身不確かなこと、知らないことが多いので、慎重に進めたい。準拠する資料を探していたのだが、信用できそうな総合サイトを見つけたので使わせてもらおう。...

記事を読む

芥川龍之介:神神の微笑と無思想の思想

芥川龍之介に「神神の微笑」という小品がある。近世のキリスト教布教を扱ったキリシタン物といわれる作品群のひとつだ。 主人公のポルトガル人宣教師オルガンティノは布教を続けながらも、日本の宗教風土に漠とし...

記事を読む

"愛" という誤訳:愛のごたまぜ

愛を考える際は間口を広げておかないと自我がプレッシャーを受け暴走しがちになる。ギリシャ時代の聖書はアガペーを重要視した愛を説いていたが、世俗化とともに自己愛、エロスの愛が中心となった。別系統に仏教による愛の警戒がある。日本文化にはこれらがごたまざに入り込んで日本人を混乱させているように思う。

記事を読む